住宅等の販売図面などで、バルコニー・ベランダ・テラス、の記載をよく目にしますが、実際に何が違っているのかよくわからず混同したまま見られている方も多いと思われます。不動産業者さんでも、それらの違いを明確に説明できる方はどの位いるのでしょうか・・・・。
まず【バルコニー:Balcony】は、比較的小規模な建物の2階以上にあり、建物と同一の壁で囲まれ外部に張り出しているプラットホーム状の屋外スペースを指します。
【ベランダ:Veranda】は、建物外部(2階や屋上など)に設置されバルコニーよりも、比較的広い面積で屋根付きのスペースを備えています。椅子やテーブルを置いて、インテリアとエクステリアを楽しむスペースとして利用されることも多いようです。
【テラス:Terrace】は、建物の外部へ広がる地面との連続性を持つ低い位置に床面のある平らな屋外スペースなので、庭やガレージ等の開放的なエリアに接続していく感じです。
構造的なところでは、バルコニーやベランダは地面より高い位置に作られることが殆どの為、人や物を支え、地震・強風・積雪等に耐え、雨水の浸入の防ぎ安心して使える構造が必要です。またどちらも建物内部との連続性を考慮しているので、安全性・耐久性・維持管理については特段の留意が必要となります。
尚、テラスについては基本的に地面と接している為、構造的なところはバルコニーやベランダより問題ないと思われます。ただし、景観や屋外でのアクティビティを楽しむ事だけに囚われて、怪我等の恐れある作りや防犯面が脆弱すぎる等についての留意は必要かと思われます。
ちなみに、弊社の新規分譲戸建住宅:練馬区旭丘丁1目の、2階バルコニー・屋上ルーフバルコニーは、椅子やテーブルも置けるくらいの広さはありますが、屋根付きとはなっていないので『ベランダ』表記とはならないものと思われます。
当該物件にご興味ございましたら、是非売買事業部までお気軽にお問い合わせください。