自宅を売却しても住み続ける・・・。
そんな方法あるのか・・・あるんです・・・!
と言っても不法占拠など違法な類ではございません。
お金を工面する方法の1つとして、単純に所有不動産を売却して代金を得るか、貸し出して家賃収入を得る方法が考えられますが、それはご自身が住んでいない不動産ならそれも可能かもしれません。
ただ、ご自身がお住まいの自宅しかなく、引越しもせず住み続けながらにしてお金を調達できるとしたら、いかがでしょうか?
これだけだと、何か怪しい詐欺まがいなイメージを持たれそうなので、本題にはいります。
何かと言いますと、フランスの不動産取引で古くからある【ヴィアジェ】という不動産取引の形態です。
日本でも高齢者を対象とした生活資金融資の金融機関ビジネスとして、持家を担保に融資を受け、その所有者本人が亡くなった時に売却により一括返済仕組み「リバースモーゲージ」はありますが、それはあくまでも金融機関のビジネスモデルです。
フランスの【ヴィアジェ】は、売主が売却後もそこに住み続けながら、買主から分割で代金を売主に払ってもらう方法です。では、その不動産の買主はいつになったら住めるのかそれは売主(住人)が亡くなった後です。ただし、売主(住人)が亡くなったあとは、買主の代金支払いもそこで終わります。
日本では、なんとなく人の死を待っているような不謹慎な気持ちになりますが、そこはフランス(欧州)らしい?割り切った考えがあるのでしょうか・・・
でも、日本においても今後は少子化、超高齢化社会により単身の高齢者が増える社会において相続人もなく、年金の受給額もあてにできなくなりそうな社会となるようならば、日本においても【ヴィアジェ】(辞書の意味は終身年金)的な不動産取引も検討していくことが必要となる)のでしょうか。