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住宅用火災報知器

2021年9月21日 火曜日
賃貸お役立ち情報

最近、火災報知器の電池が切れて音がピーピー鳴っているというお問合せが多かったので、今回は住宅用火災報知器について少し解説させて頂きます。

住宅火災が発生し、逃げ遅れによって亡くなるケースがおよそ6割にもなります。特に高齢者の逃げ遅れが多かったそうです。また、就寝時間など火災の発生に気づきにくいときにも、逃げ遅れてしまう危険があります。こうした逃げ遅れを防ぐために、なるべく早く火災に気づけるように火災警報器設置が義務づけられたのです。

 

まずは2006年新築住宅への火災報知器設置が義務となり、中古住宅に対しても猶予期間満了後の2011年以降、設置が義務づけられています。火災報知器の電池は約10年持つタイプが多いので、最近電池切れのお問合せが多いのはこの為ですね。

ちなみに電池切れの場合は電池交換ではなく、その他の電子部品も劣化して火災を探知しなくなる恐れがありますので、本体交換が推奨されています。

 

設置場所もきちんとした決まりがあります。全国共通では寝室と寝室がある階段上部(階1を除く)です。東京都の住宅はさらに厳しい基準が設けられており、全ての居室と台所階段になります。埼玉県も同じような基準が多いです。

取り付ける住宅用火災警報器の種類は、各自治体の条例の設置基準により決められています。基本的には煙式住宅用火災報知器を設置しますが、台所は誤警報の可能性が高くなりますので、熱式でも設置可能です。

消防庁は煙式の方が熱式に比べて探知が早いので煙式推奨しています)

 

天井でも壁に取付する場合でもエアコンや換気扇の近くだと正しく感知できないので、影響がない箇所に取付します。壁に近づきすぎても正しく感知しないこともあります。うまく火災報知器は取付したから、一安心という訳ではありません設置する箇所が天井や壁の高い位置にあり、なかなかお掃除をする機会が無いのですが、埃が溜まったりすると煙を感知しにくくなりますので、1年に数回程度は乾いた布なので掃除をしてください

 

ちなみに同じような物でガス警報器がありますが、こちらはガス漏れを感知するものですが、今のところ設置義務はありません。あれば尚良しといったところですが、ガスメーターにあるマイコンメーターが異常を感知した際はガスの供給が止まる仕組みになっています。

 

安心を届けるというのは、気づかないところでこういった仕組みがあるんだなと感心しました。皆様の住居は正しく火災報知器が設置されておりますか。

もしついていないようでしたら、当社でも取付を承っておりますので、ぜひご用命ください。

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