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断熱性能で・・・何が変わる?

2016年8月1日 月曜日
売買お役立ち情報

厚生労働省が2013年に発表している人口動態統計で、交通事故による死亡事故がおよそ6060件。家庭内での死亡事故の件数は、14582件で交通事故の2.4倍もあります

家庭内における不慮の事故の中で最も多いのは溺死・溺水でおよそ5156件(35.4%)だそうです。家の中でこういった事故が起こる場所は浴室が思い浮かぶのではないでしょうか。

東京も梅雨が明けて、夏本番になり、海やプールなどでの事故が増えるのでは?と、一般的には思われる方が多いと思います。しかし、2014年に発表されている月別にみた溺死の死亡者数は、夏よりも圧倒的に冬が多いのです。

冬になにが起こっているのでしょうか?寒い浴室に入り熱いお湯に浸かり、急激な温度の変化によりヒートショックを起こし浴槽内で溺れてしまい死亡事故に繋がっていると言われています。こういった事故等からも住宅の断熱性能の低さが問題視されています。

イギリスでは室温による健康障害について研究が進んでおり、保健省が指針を出しています。推奨温度は21℃。18℃は許容温度。16℃未満は呼吸器系疾患に影響が出る恐れがありますよ。と、しています。イギリスでは室内温度が10以下のアパートの大家には強制的に断熱改修をさせるなど、法律で義務化されているようです。

nps3断熱性が優れるとアレルギー疾患の原因とも言われるカビの細菌の発生に繋がる結露を防げたり、夏は涼しく・冬は暖かく、光熱費も抑えられるメリット現れてきます。

ただしデメリットもあります。外気が中に取り入れるには充分な換気が必要になってきます。そして、断熱性能を高めると建築費・リフォーム費が高くなります。断熱工事に投資をして、毎月の安くなった光熱費で回収できるか?と考えると難しいでしょう。

しかし、家族、自身の健康維持・増進効果を考えると便益は大きいのではないでしょうか?断熱等級が上がるとごとに、手足の冷え・関節炎・アトピー性皮膚炎・せきなどの症状が改善されていることが調査結果としてでているようです。

断熱性能が高いと一般には「省エネ」「快適」というイメージが沸きますが、「健康」にも大きく関係する事がわかりますね。

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