現在、弊社では清瀬本店、ひばりが丘店の両賃貸店舗にて360度パノラマ画像の掲載をホームページで始めております。
『RICOH THETA』というカメラを使うことでワンショットで360度すべてを撮影することができ、撮影した画像も360度自由自在に動かして見ることができます。
自由に画像を動かすことで室内全体を確認することができるようになり、物件廻りの隣接する「住宅や道路の状況」「ベランダの陽当たり状況」「周辺の環境」までをも確認してイメージを膨らますことができるようになります。これは従来の静止画像と比べて1つの画像の中で提供する情報量が格段に増えていることを意味しております。
最近、メディアにも取り沙汰されている「バーチャルリアリティ(VR・仮想現実)」という言葉を耳にする機会が増えてまいりましたが、先程お話しした360度パノラマ画像を専用のVRゴーグルというものを使って見れば、パソコンやスマートフォンの画面を通さずに、リアルな仮想現実が実際にその場所にいるかのような感覚で見ることが可能になります。
地方から上京してくる学生のお客様やなかなか物件の見学ができない忙しいお客様、あるいは退去前で入居者がまだ住んでいるようなお部屋など、このような内見をすることができない方たちに対してもこのVR技術を用いれば対応することが可能になります。
また、入居希望者は夜中であろうと好きな時に内見をすることができ、内見予約の手間や現地への移動の必要もなくなってきます。
このような新しい可能性が広がる一方で、もちろん現地でしか分からないことがあるとも考えております。
例えば、手触り感とか、温もりやちょっとした雰囲気は実際にお部屋を内見しないと感じることが難しい部分があります。また、『安心感』という意味でも決める物件は実際に内見したいというお客様も多いはずです。
昨年、2016年はVR元年とも言われておりました。今後、VR技術の導入はますます進んでいくものと思われます。さらに、10月からはIT重説(インターネット等を利用して対面以外の方法で不動産賃貸借契約における重要事項説明を行うこと)が解禁されます。
私たち賃貸業界にとっての変革期とも言えるこの状況下で、弊社では常にアンテナを張って新しいものを積極的に吸収できるような不動産会社でありたいと考えております。