賃貸の初期費用ってどのぐらいかかるのか?
引越を検討されていると初期費用・・・気になる所です。
物件の案内される前、又は後にでも聞いてみて下さい。
契約当日になってからではなく、事前に初期費用がいくらかかるのか確認しましょう。
では、初期費用の概要を簡単に説明します。
・敷金(賃料の0~2ヵ月分程度)
・礼金(賃料の0~1ヵ月分程度)
・仲介手数料(賃料の1.08ヵ月分)
・前家賃(入居日(日割り家賃)から次月までの賃料・共益費・管理費等)
・火災保険(1万円~2万円程度)
・鍵交換費用(1万~2万円程度)
・保証会社契約費(利用する保証会社により)
上記のものが、契約時の初期費用としてかかります。
どのようなものなのでしょう?
【敷金】
貸主様へ預けるお金です。契約終了時に原状回復工事やクリーニング工事代金が引かれて戻ってきます。但し、預けた敷金の額によっては、クリーニング費用が引かれて戻ってこない場合があります。
※注意※
昨今では、敷金0!、物件を多く目にするようになりました。敷金を預けない代わりに、契約時クリーニング費用を支払うケースもありますので、契約前に不動産会社に聞いて下さい。
【礼金】
昔からの慣習で、貸主様へ物件を貸してくれてありがとう!というお礼の意味合いをもった物です。このお金は、戻ってきません。
【仲介手数料】
不動産会社へ物件の紹介をして貰って、契約が完了した際に支払うお金です。
【前家賃】
前家賃とは、入居する日付からの日割りの家賃と、次の月の家賃を契約時に支払う額です。※共益費・管理費等も支払う事になります。
【火災保険】
これはお部屋を借りる時は必須となっていると思います。
入居者様が火災を起こしてしまった場合や、水を階下に漏らしてしまった時などの賠償を伴った時に利用する保険です。入っていなくて、いざ事故を起こしてしまった場合大変な事になります。なので、必須です。
【鍵交換費用】
玄関ドアの鍵交換費用です。必須か任意かどうかを確認して下さい。
【保証会社契約費】
保証会社とは連帯保証人の代わりに家賃等を貸主様に対して保証する会社です。
簡単に言ってしまうと、お金を支払って連帯保証人になってもらうような感覚です。
※不動産会社によりますが、連帯保証人がいる場合でも保証会社利用が必須となる場合が多くなっています。不動産会社又は、利用する保証会社によって利用料金が様々です。
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例を挙げてみます。
例えば、下記の賃貸条件の物件で計算します。
入居日は11月15日とします
賃料 50,000円
共益費 3,000円
敷金1ヵ月
礼金1ヵ月
保証会社利用必須・鍵交換必須・火災保険料(15000円)
上記の賃貸条件だった場合・・・・・
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敷金 50000円
礼金 50000円
仲介手数料 54000円
前家賃(12月分まで) 75000円(家賃)+ 4500円(共益費)
火災保険 15000円
鍵交換 12960円
保証会社(賃料等の100%だった場合) 53000円
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合計 314,460円
と、なります。
どうでしょうか?初期費用は高額です。今回記載したもの以外にも不動産会社によって、消毒費用などかかるケースもあります。
後悔や不満を残さないように確認が大切です。不明な点がありましたら、ちゃんと契約前に確認をするようにしましょう。