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住宅用火災警報器の寿命は・・・10年が目安です!

2023年6月6日 火曜日
賃貸お役立ち情報

2009年に住宅火災が起こりましたが、亡くなった方のうち9割の原因は、逃げ遅れによるものでした。

逃げ遅れの要因は、眠っている等の理由により、火災にすぐ気づけないことにあります。火災が酷くなりだすと、気づいたときには手遅れになってしまいます。火災からの逃げ遅れを一人でも減らすために、消防法の改正が進められました。

 

2011年6月には、新築・中古・賃貸問わず全ての住宅に、火災報知器の設置が義務化されています。火災報知器の設置場所は、原則として寝室・階段には必須です。東京を中心に大都市圏の自治体では、さらに全ての居室と台所への設置も義務になっております。

弊社の管理物件も、2011年の消防法改正の際に皆様からご協力頂き、各部屋に火災警報器の設置をさせて頂きました。

 

火災報知器は大きく分けて2種類あります。「煙式(光電式)」「熱式(定温式)」です。

基本となるのは「煙式(光電式)」になります。こちらは火災の初期から発生する煙を感知することで火災を発見する機器になります。もう一つの「熱式(定温式)」火災により上昇する温度を感知することで火災を発見します。

 

キッチン等で火事以外の煙等が発生する場所で、煙式では誤検知を起こしてしまうような場所で使用します。弊社でもキッチンには「熱式(定温式)」の火災報知器を、居室等その他の場所は「煙式(光電式)」の設置をさせて頂いております。

 

最近はご入居者様から、「火災報知器の電池切れで音が鳴っている」というご連絡を多くいただきます。物によっては、報知器の設置から10年以上経ち始めているためです。

 

電池切れの火災報知器は、電池交換で一応作動はいたします。ただし、一般的に火災報知器(機器自体)の寿命は、およそ10年程度と言われております。さらに、火災報知器の感知機能の故障については、外部から見ても分からない事が多いです。このため、内部の故障に気づかず電池交換にて対応した場合、実際の火災で作動しないトラブルの発生リスクがございます。万が一作動しないと、逃げ遅れの要因に繋がってしまうため大変危険です。

 

以上の理由から弊社としましては、電池切れの火災報知器については、電池交換ではなく新規火災報知器との交換をお願いしております。何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

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