エヌピーシステム東京堂へのお問合せ

清瀬市・ひばりが丘の不動産売買、賃貸、土地活用、トランクルームのことならNPS東京堂

家賃相場の見分け方 賃貸市場の動向・・・

2023年5月7日 日曜日
賃貸お役立ち情報

最近、首都圏の賃貸マンションに関するニュースがテレビで流れていました。

平均家賃が過去最高になっているようです。

 

上昇の要因は、売買物件の価格上昇による買い控えや、建築費の高騰といわれています。確かに大きな要因であることに間違いはないのですが、実際現場で働いていると、ハイグレードの賃貸マンションの増加も要因のひとつと感じます

 

十数年前まで清瀬周辺エリアでは少なかったのですが、近年ハイグレードの物件や、新築の分譲マンションの賃貸、貸家などが増加傾向にあります。

例えば、周辺エリアの徒歩15分圏内で1LDK約40㎡の物件が約9万円に対して、ハイグレードタイプの建築物件では約11万円と、2万円近くの開きが生じたりします。最近ではハイグレードタイプが評価され増えてきたため、グレードの差によっても賃料がかなり変わってきます。

 

現在、清瀬エリア賃貸物件の動きはどうなのかというと、新築・築浅物件のハイグレードタイプは、間取りを問わずかなりの上昇幅になります。2LDK以上のハイグレードタイプは、新築時より2万円近く上昇している場合もございますが、募集が出ると比較的早く、空き予定のうちに申し込みが入っています。大型物件も条件によりますが、比較的上昇傾向にあります。逆に苦戦しているのが、シングル物件のバストイレ一緒タイプになります。

 

数年前までは少なかった駅徒歩圏の3万円台の賃料帯物件がかなり増え、中には2万円台の物件も出てくるようになりました。

またカップル、ファミリー向け物件は少し前までは新築・築浅物件との金額差がそれほど大きくなかったのですが、現在は築浅物件との賃料に開きがあるため、大型リフォームをした物件がかなり評価されるようになっています。

 

お部屋探しをされるお客様や物件を貸したい貸主様、それぞれからよく聞かれる質問の中に、家賃の相場があります。インターネットで検索すると、家賃の相場と感じるような類いのものが閲覧できると思いますが、ポータルサイト等の調査で掲載されている相場は、一部の平均家賃や成約家賃を元にしたものになります。

平均家賃だけを見てしまうと、閑散期では中々決まらない高い物件が多くなっていたり、また物件が多く建築されたり、調査する時期だけでかなり相場が変わってきます。どの物件も同じものがなく探している人も限られています。

 

スーパーなどに並ぶ商品の販売数のようにビッグデータはないため、実際の賃料相場を判断するには、取引の内容や対象物件、時代の状況も考慮に入れなければなりません

最後に、平均賃料は部分的なデータを切り取ったものであって、実際の賃料相場とは大きな開きが生じてくるように感じております。

Copyright (c)NPシステム東京堂 All Rights Reserved.