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ADとは……?

2019年5月26日 日曜日
賃貸お役立ち情報

賃貸経営をされるオーナー様の中には「AD」という言葉を耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近よく出てくる、このADについて見てみましょう。

賃貸不動産仲介業者は、賃貸物件を営業し成約の際、仲介手数料として借りる側、貸す側から家賃の0.5ヶ月分ずつで1ヶ月分、又は借りる側若しくは、貸す側から賃料の1ヶ月分ADを受け取ることができます。ADとはこの仲介手数料とは別に、依頼者(貸主)から特別に広告の要請があった場合、その広告費などを併せて請求をさせて頂く場合「AD」(広告:advertisement)として記載しています。

賃貸不動産業界ではこの広告費などの総称をADと呼び、広告料の出る物件には募集図面や不動産業者が閲覧するポータルサイト等に広告料の有無を載せて募集しているのをよく見かけます。

近年、パソコンやスマートホンの普及に伴い賃貸営業ではお部屋探しのポータルサイトに賃貸物件を登録掲載するのは必修です。このポータルサイト掲載は、もちろん無料ではありません。各不動産会社が経費を掛け掲載しています。その他、図面作成、写真撮り校正を行う、パノラマ動画や最近ではVR映像(立体映像)などなど経費は山積です。月の売り上げが経費倒れにならないよう、仲介専門の営業マンの場合、一人のお客様の案件につき、仲介料と広告料を併せて、出来るだけ10万円に近い売り上げを出すように営業することが多いようです。例えば5万円の家賃の物件は仲介料5万円(税別)が売り上げとなりますが、そこに広告料1ヶ月分のADが付くと倍の約10万円となり、客単価を確保できるというわけです。経費の上限やノルマがある営業マンにとって、広告料が出ない物件と、1ヶ月分や2ヶ月分が出る物件とでは案内などの頻度に違いがあるように見えます。特に4月から12月においては、繁忙期よりお客様の数が少なくなるため、客単価を意識した営業になることが多いのではないかと思われます。この広告料については、全く無い地域もあるので一概には言えませんが、当社のある西武池袋沿線では、近年増加傾向にあるように思われます。

広告料があることは成約に向けた有用なツールの一つとも思えますが、当然出費のリスクが伴いますし、もちろんそれが全てというわけではありません。物件のメンテナンスや清掃、部屋が綺麗な状態であることなどが、そもそも内見して成約につながるための基本条件となります。今後も空室の入居率を上げるために、物件の状況を見極め、多角的な視点でご相談をさせて頂ければと思っております。

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