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土地査定!路線価と実勢価格

2021年6月26日 土曜日
売買お役立ち情報

先日、お客様から「土地の値段は路線価とネット情報で分かるかしら・・?」というご質問がありました。答えは「違います。情報が足りません・・」このことから、土地査定について見てみましょう。

 

まず、路線価とは、固定資産税や都市計画税・不動産取得税・登録免許税の基となる固定資産税路線価と相続税や贈与税の基となる相続税路線価があります。

つまり、課税される不動産の評価・価値を算出するための指標となる価格であり、市場で取引・売買される「実勢価格」とは異なるものです。路線価を使って求めた土地の価格はあくまで参考値にすぎず、実際いくらで売買されるかは土地の個別の特徴によって異なります。「路線価を元に算出した不動産の価値市場で取引される価格という訳ではありません。

しかし、路線価は納税額の決定という観点から見ると、地域の価値を表していると言える一面もあり、その地の持つ価値と可能性を表す指標ともなりますので、継続的にチェックしたい不動産価格の一つといえます。

 

路線価などの公的価格は物件を売却するときの査定の目安となりますが、最終的な査定額はその地域での不動産取引データや、周辺環境、建物があれば築年数や構造のような建物の状況など、様々な要因で査定は形成されます。また、地域取引の実勢価格を把握することも大事なことです。

 

実勢価格」とは、現実的に不動産取引が行われている価格を、参考に算出した価格になります。また、価格査定には「公示価格」国土交通省が3月中旬に発表している土地の価格です。「基準地価」各都道府県が9月下旬に発表している土地の価格で、公示地価と同様に土地取引の指標とすることが目的です。

このようなデータを基に、土地や建物の査定を行います。このような事から、路線価とネット不動産情報だけを参考に、誤って売買価格を判断してしまうと、本来ならもう少し高く売れるはずだった土地を、安価で売る羽目になったり、逆に高く設定しすぎて、なかなか買い手が現れなかったりということが発生します。

 

前記でも出てきましたが、査定には物件の個性が重要となります。接道状況、隣の建物状況や地域性などで査定額は変わります。路線価評価額は同じ価格の地域でも、査定は個別に高くもなり、低くもなります。売却を進める場合の理想の流れは、路線価などから算出した価格で相場を把握しつつ、個別の土地の価値を判定してもらうために、地域の状況に詳しい不動産会社に依頼することが重要と思われます。

 

気になる物件がありましたら、当社でもご相談は無料、秘密厳守で受け承っておりますので、ご連絡を頂ければと思います。

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