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2022年の動向から見る!賃貸住宅2023年の対策と戦略

2023年2月6日 月曜日
賃貸お役立ち情報

今回は新型コロナウィルス禍3年目となった昨年の動向から、

2023年度の賃貸住宅の対策と戦略について考察していきます。

 

まず始めに、賃貸情報サイトのスーモ(株式会社リクルート様)が提供するコロナ禍前(20年1月~3月)とコロナ禍後(22年同月)に反響があった物件の平均単価を比較すると、東京都のシングルタイプ(1R~1DK)のみマイナス2.2%と下がっています。

東京近隣では全ての物件タイプが軒並み上昇しているにもかかわらず、東京都のシングルタイプのみ下落している所が気になります。これはシングルタイプを需要とする学生・法人・外国人の入居者が減少したことと、コロナ禍以降のニーズの変化が考えられます。

 

コロナ禍では、テレワークや授業等でご自宅におけるオンライン作業の場面が増えました。ニーズの変化については、部屋数やリビングの広さ・収納量を求める傾向があるようです。また居住面積を増やすと賃料も上がる為、通勤利便性や駅徒歩を譲って郊外に住替える声もありました。

 

学生は多くの大学で対面授業の復活に伴い、大学近隣に住む方も需要が戻ることへの期待が出来ます。しかし、少子化の影響でコロナ禍前と後で今年19才になる人数が5%以上少なくなるようです。ただし、外国人の人口はコロナ禍前と同水準程度に戻ってきている為、今後は外国人の受入も空室を埋める為に検討していく余地はありそうです。

 

物件の対策としましては、今後の集客に繋げていく為に着目したいものがあります。

株式会社リクルート様が実施している契約者動向調査を見ると、設備に対する満足度で、順位を5つランクアップさせている【遮音性の高い窓】になります。特に遮音性や断熱性・気密性等の住宅性能は、居住者の不満が募りやすいポイントでもあります。

 

2025年からは全ての新築住宅において省エネルギー基準を満たす事が義務付けられています。昨今はエネルギー価格高騰の影響により、電気代等の光熱費を気にする消費者の声も聞かれます。

 

私の家でもエアコンをリビングと居室で同時に稼働している為に、電気代を見てビックリした記憶があります。それ以降気をつけて節電の意識を持つようにしていますが、子供も我慢出来ずに結局エアコンをつけないといけません。

知人の断熱対策がしっかりしたマンションでは、エアコン要らずの快適な室内温度で羨ましく感じたことを思い出しました。私の家では外気に晒される窓から特に冷えていくので、窓の断熱対策がされていると嬉しいかもしれません。

 

窓の断熱性を高める工事(2重サッシ等)は時期にもよりますが、補助金が出るケースもあります。適合していない既存の建物であっても、省エネ対策を検討していく価値がありそうです。

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